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NHK音楽祭2012 FM録音

NHK音楽祭2012をFM録音する

 今年のNHK音楽祭2012は、
 Ⅰ. 2012年10月22日(月)
   ドレスデン国立管弦楽団、クリスティアン・ティーレマン(指揮)で、
   【演奏曲目】は、 ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
              ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
              <アンコール> ワーグナー/歌劇「リエンチ」序曲

 Ⅱ. 2012年10月29日(月)
   NHK交響楽団、 ロリン・マゼール(指揮)、アリス・紗良・オット(ピアノ)
   【演奏曲目】は、ベートーベン:序曲「レオノーレ」第3番 ハ長調
             グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
             チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 作品36

 Ⅲ. 2012年11月15日(木)
   マリインスキー劇場管弦楽団、ワレリー・ゲルギエフ(指揮)、レオニダス・カヴァコス(バイオリン)
   【演奏曲目】は、メシアン:キリストの昇天
             シベリウス:バイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
             プロコフィエフ:交響曲 第5番 変ロ長調 作品100
 となっている。

 10/22の演奏は NHKのFM放送でライブである。 チャンスだから、FM放送を録音することにした。

 画像指揮者のクリスティアン・ティーレマンについては、あまり知らない。
 調べてみると~~~1959年、ベルリン生まれであるから今年53歳。 若手である。
 1988年、ニュルンベルク歌劇場の音楽監督に就任。 1997~2004年、ベルリン・ドイツ・オペラの音楽総監督を務め、2000年、バイロイト音楽祭にデビューし、06年には「ニーベルングの指輪」を指揮して大成功を収める、とある。
 やはりリングの演奏を指揮するということは箔がつく。 2004年、ミュンヘン・フィルの音楽監督に就任しバイロイトやベルリンにおけるワーグナー、リヒャルト・シュトラウスのオペラで高い評価を得ている。
 ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、フィルハーモニア管、ニューヨーク・フィル、シカゴ響等のオーケストラ、および名だたるオペラ・ハウスに客演しているから時代の寵児である。
 今日の演奏録音は楽しみだ。
 次にドレスデン国立管弦楽団だが・・・・これは名門だ。 2008年に創設460周年を迎えたというから並みの楽団ではない。 かって、ウェーバー、ワーグナー等の大作曲家も音楽監督を務め、ライナー、ベーム、スウィトナー、ブロムシュテット、シノーポリ、ハイティンクといった錚々たる指揮者たちが首席指揮者を務めた楽団である。
 2007~10年、ファビオ・ルイージが音楽監督を務め、2012年にティーレマンが首席指揮者に就任した。
 
 さて、演奏の方は 1曲目はブラームスの交響曲第3番だ。 この演奏は私はEMIのフルトヴェングラーの演奏が記憶に残っている。 さて、ティーレマン + ドレスデンはどんな演奏か・・・
 FMの解説を聴きながら期待する。
 演奏は、遅めのテンポで旋律ひとつひとつを丁寧に扱っている。 ティーレマンの指揮は新たなブラームスの3番だ。 派手さはないが深みのある音とでも言おうか・・・・。

 2曲目はブラームスの交響曲第1番だ。 出だしの第一楽章はあまり好きではないが、第2楽章はいい。
 ソロの部分は美しい旋律だ。 演奏はオーソドックスなもの。 出来は標準的なものだろう。

 だが、アンコールのリエンツィには驚いた。  
 メインがブラームスだから、ハンガリー舞曲あたりが定番だろうが、アンコールはワーグナー!! にくい演出だ!! めったに聴くことのないリエンツィ 。感激ものだ。 
 
 全体的にはティーレマンのブラームスは賛否があるかもしれない。 私は 前にも述べたようにフルトヴェングラやベームで・・あるいはワルターでブラームスに接してきた人間だ。 でも、新しい演奏も聴かなくては・・・・
 ティーレマンの本当の評価はこれからかもしれない。 

 FM録音は PIONEER F-120D で、24ビット9.6kHzで行った。

 参考:
 NHK音楽祭2012


 
by ex_comocomo | 2012-10-24 15:42 | クラシックの楽しみ | Comments(0)
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