人気ブログランキング |

ジョブスは自宅に帰るとアナログを聴いていたんだよ


スティーヴ・ジョブスが生きていたらアナログ・サウンドの復活に取り組んでいたはずだ

 b0133710_12253951.jpgニール・ヤングは昨年他界したアップルのスティーヴ・ジョブスが、この先 生きていたとしたらきっとアナログ・サウンドを今に蘇らせていたはずだと語っている。 http://ro69.jp/news/detail/63541


 そして、ジョブスは自宅に帰るとアナログを聴いていたんだよとも発言している。
 原文では 以下のようになっている。
 Young said the Apple co-founder was such a fan of music that he didn't use his iPod and its digitally compressed files at home. Instead, he used a physical format well-known to have better sound.

"Steve Jobs was a pioneer of digital music. His legacy is tremendous," Young said. "But when he went home, he listened to vinyl (albums)."
 注:Vinylとはアナログのレコード盤のこと。

 詳しく知りたい方は以下のサイトを参照のこと。
 http://www.huffingtonpost.com/2012/01/31/neil-young-steve-jobs-vinyl_n_1245353.html
 こちらもどうぞ・・・
 http://www.rollingstone.com/music/news/neil-young-steve-jobs-wouldve-preserved-vinyl-20120131

 画像「俺たちはデジタル時代に生きているわけだけど、残念ながらこの時代は音楽を向上させるのではなくて、劣化させてるんだ」とも・・・




 彼らはデジタルの本質が分かっている。 要は音の世界に限らず人間の感覚は一般にはアナログ感覚なのである。 もちろん、究極の素粒子のレベルまで来ると粒子の世界になるかもしれないが、通常われわれが感じている世界では感覚はアナログ的である。 このアナログの良さを壊さない事が必要である。

 初めてCDが世に出てきた時に、そこから流れる音の違和感に気がついた人は多かった。 いわゆるデジタルくささとでも言おうか・・・
 エンジニアたちは、このデジタル臭さを無くすための努力を続けて来たが究極的にはアナログの音との差は埋められなかった。 だが、ニール・ヤングも言っているように 「俺たちはデジタル時代に生きているわけだけど、残念ながらこの時代は音楽を向上させるのではなくて、劣化させてるんだ」。

 確かにデジタル化は時代の趨勢だし便利だ。 だが、本質を見失ってはいけない。 そもそもアナログ感覚の曖昧さが生物に備わっている感覚だ。
 DNAはデジタル的に遺伝情報を保存しているし色々な情報は粒子としての性質を持っているが、波動としての性質・すなわちアナログ的な性質も持っている。 このようにアナログとデジタルは相互に補完しあったような・・あるいはどちらとも受け取れるような性質を持っているようだ。
 だが、人間が日常的に感じるのはアナログ的な感覚である。 音楽にアナログ的な要素を求めるのは、その本質的なところから出てきているのだろう。 今でもアナログ・オーディオに拘る人がいるのはそのせいでもあろう。 温かみとか優しさとでもいおうか、そんなものがアナログにはある。
  
 ニールは自身のデジタル・ダウンロードへの嫌悪感はクォリティに対してアクセスのしやすさと即効性を優先させているからだと説明している。 「デジタルが悪いとか、劣っているとか言いたいんじゃなくてね、デジタルの使われ方が音楽というアートに見合ったものになっていないってことなんだよ。デジタル時代の便利さが人々にクォリティをとるのか便利さをとるのかという二者択一を強いたわけだけど、そもそもそんな選択そのものが要求されるべきじゃないんだよ」。

 アップルはどちらを向いて行くのだろう。 iPodという文化を育てたアップルのこれからの方向は目が離せない。 そして、音楽と云うメディアの方向性もだ。
 
by ex_comocomo | 2012-02-06 11:19 | オーディオ関連 | Comments(0)
<< 高品質音楽ダウンロードへのへの夢 Lasse Tornqvist... >>